あおろぐ

人が生きると書いて人生。額面より可処分量。支え合いより与え合い。

ビットコインから学ぶ、良い会社作りのヒント

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僕の周りでビットコインなどの暗号通貨について話せる人がなかなかいなかったのですが、先週ついにそれについて知りたいという人が現れました。今年はビットコインの認知がかなり高まりましたが、それを実感した出来事です。

とはいえ、僕の知識はまだまだ足りないので、大石哲之さんの著書を読み返していました。かなり分かりやすいので入門者にはオススメです。

 

 

 

さて、ビットコインについての記事がかけるほど僕は精通しているわけではないので、話題をすり替えます。

 

会社に対する愚痴についてです。

 

会社に対する愚痴を社内外で言いふらす人と、ビットコインにおける「悪意のある採掘者」とが似ていると感じたのです。「悪意のある採掘者」とは、ビットコインを不正に入手しようとするマイナーのことです。しかし、不正によってビットコインを入手できたとしても、その瞬間にビットコインそのものの信用が失われるために価値もなくなってしまいます。誰もコピーや改ざんが可能なものを「通貨」として保有したり利用したりしようとは思いませんね。今や1BTCは約130万円の値がついていますが、それが一気に暴落してしまうとなると、ビットコインを手にいれる目的がなくなってしまいます(ビットコインそのものに対する攻撃なら別ですが)。

それよりは、善意の採掘によって、その信用を高めようとする方がインセンティブが働く、というのが悪意のある採掘に対する抑止力となっています。この仕組みがとても面白いと感じました。

 

会社においても、愚痴や不満を社内外で言いふらすことは、社内では仲間の士気を下げ、社外でも評判を下げる要因となり、売り上げや採用などに悪影響を及ぼします。それは給料が上がらないことや、人員不足からなる業務負担の増加など、さらなる愚痴を生む種となり、悪循環が止まらなくなります。ますます会社が魅力のない場所になっていきます。

逆に、愚痴や不満を「問題提起」として改善するように働きかければ、好循環が生まれます。社員の士気が上がり、離職率が下がれば、業務負担も軽減され、業務にゆとりが生まれます。ゆとりができれば新たな挑戦をしかけることもでき、事業拡大に繋がります。報酬として還元されるものもあるかもしれません。ますます会社の信用は、社内外で高まります。

 

会社に対する愚痴や不満を、会社が解決するべきものだと考えている人は、一刻も早く会社を辞めた方がいいです。なぜなら「お客さん」に払う給料はないからです。お客さんとして給料はもらうというのは「悪意のある採掘者」と変わりません。そんなことをしていたら会社は社員からの信用を失ってしまいます。

会社は、善意の採掘者をいかに増やすかが大事で、そのためには会社そのものが、たとえそれが幻想であっても、可能性を感じさせるものでなければなりません(メタップスの佐藤さんは「共同幻想」と言っていたりしますね)。実体のないビットコインに価値があるのは、マイナーやそれを保有する人が思想に共感したり、価値があると信じているからです。会社も、社員にとってそこで働く価値あると信じてもらうことが大事で、同時にその信用は社員によって高められるようにすることが重要だと感じました。

 

『良い会社の条件は、社員満足度の高さではなく、社員信用度の高さだ』

 

と、このように業務とは全く関係のないビットコインからも学べることはあるなぁと思っていて、とにかく何でも経験してみるということが教養なんだと改めて感じました。

 

大石哲之さんの著書、本当にわかりやすいです。