あおろぐ

人が生きると書いて人生。額面より可処分量。

「結婚=人生の墓場」にしないために必要なこと

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結婚する前にはよく既婚の先輩から

 

「結婚はするもんじゃない。人生の墓場だ」

 

と聞かされました。

当時まだ純粋だった僕は「そんなわけない」と思っていました。

でも、先輩の言っていることもあながち間違いではないなと、結婚して4年、30歳を過ぎた今になって思うようになったのです。

 

そして僕が気付いたのは、結婚前に「自分の生き方を見つける」という人生の最重要課題をクリアしておかなくてはならないということです。その「生き方」は完璧に練られたものでなくて良いです。おおまかな方向性、行動指針を見つけておくということです。

 

最近読んだ『インベスターZ公式副読本 16歳のお金の教科書(ダイヤモンド社)』でこんな言葉を知りました。

 

「Compus over maps」

 

これはマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボの所長である伊藤穣一さんが挙げている「AI時代の9つの考え方」の一つらしいです。「人生に必要なのは、地図ではなく羅針盤である」(16歳のお金の教科書 6時間目「人生とお金の話」/竹中平蔵)というように書かれています。

変化の早い世の中で、地図はその時に限っては正しい場所を示してくれるが、すぐに古くなる。だから自分の生き方の道標になるコンパスを持ち、自分の道を進むことが大切だ、ということです。

僕は、そのコンパスをぜひ結婚前に見つけて欲しいと思うのです。

 

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男は30歳で意識が変わる

男は30歳になるころに意識が変わる、なんて事もよく聞く話ですが、不思議と僕もその例に漏れず

  • 会社、組織に収まっていたくない
  • お金に縛られたくない
  • 時間を自分のために使いたい

と思うようになりました。自分の生き方を模索し、その実現のために時間や資源を使い、一定の組織のみに所属するのではなく、様々な場所で多様な働き方をしたいと考えるようになったのです。時間の使い方や優先順位の判断基準などがガラッと変わってしまうことは、「生き方」が変わるということです。

そうなった時に、「家庭」「子供」「持ち家」という幸せな人生の象徴とされている3種の神器がものすごく邪魔になります。これらは安定した生活を求めたり、お金の縛りを生みます。

 

僕が読書をするようになったきっかけである、堀江貴文さんが描いた本の中で一番印象に残っているのは「タイムイズマネーではなくタイムイズライフ」という考え方です。お金は増やすことができるが、時間は増やすことができない有限なもので、それは命そのものである、といった考え方でした。

 

結婚をするとその維持のために多くの時間を「消費」しなくてはなりません。つまり結婚するというのはまさしくパートナーのために「命を捧げる誓約」をすることなのです。

 

「結婚≠人生の墓場」である

 とはいえ、結婚したらもれなく墓場行きなのか?と言われると必ずしもそうとは限りません。3組に1組が離婚するこの時代にも、残りの2/3の内の全ての組とはいかないにしても、幸せな結婚生活を送っている方はたくさんいると思います。純粋に幸せを感じている人もいれば、多少の妥協を要する人もいるでしょうが。

 

これから結婚をしようとする人に僕が伝えておきたいのは、「順番 」が大切だということです。それは冒頭でも書かせていただいた、結婚前に「自分の生き方を見つける」ということです。

 

かつての僕は「結婚=幸せ」というような考え方を持っており、何人かとお付き合いさせていただくいた中でも常に「付き合う彼女=伴侶」というつもりで交際をしてきました。ただその考えに根拠はなく、結局は「思い込み」だったと今では理解しています。

 

「結婚=人生の墓場」ではない

しかし

「結婚=幸せ」でもない

 

では、何が「幸せ」なのか?

それは自分の生き方を実現することです。

つまり結婚前にしておくべきことは「自分の生き方を見つけ、それをパートナーに認知してもらう」ということです。これは男女問わず、お互いにです。

 

僕は可愛い奥さんと結婚して、可愛い息子が産まれ、マイホームを建て、来月には第二子(女の子)が産まれます。すごく幸せな家庭を築かせていただいております。ここまでの内容で誤解があるといけませんが、そういった家庭に不満はほとんどありません。

 

ただ僕の人生については大変な障害です。僕は自分の生き方を見つける前に3種の神器に手を出してしまったのです。ドラクエだってロトシリーズを揃えた後で、勇者という生き方に疑問をもって村人Aに路線変更しようものなら、王様は激おこ!のはずです。それと同様に、「命を捧げる誓約」を交わした後に時間の使い方(命を捧げる対象)を変えるというのはパートナーにとって受け入れがたいことなのです。そして子供が産まれたり、家を建てたりするとさらにそのハードルが高くなるということは、もはや自然に想像がつきますね。

 

路線変更を諦める必要はない

僕は結婚して4年、30歳を過ぎた今になって、「自分の人生の責任を自分で負う」ことが「人生の豊かさ」に繋がる、ということに気が付きました。

今更もう遅い、と諦めることも選択の一つです。でも、それで納得できる人生が送れるか?という問いに対してしっかり自分自身が向き合わなくてはなりません。その答えに責任を持つために。

納得できなければ、諦めてはいけません。僕は話しをしたり、facebookへの投稿を通して妻に自分の想いや考えを少しずつ発信し続けました。すぐには変わりませんが、1年くらい続けたら妻も理解を示してくれるようになりました。むしろ「起業歓迎」とまで言うようになりました(起業したいという話をしたわけではないんですけどね)。

 

結婚前に先に伝えておくよりずっと時間がかかりますし、もしかしたら受け入れてもらえないかもしれないです。でも、諦められなければ伝えるしかないです。どう応えるかは相手の課題です。

 

そういった「遠回り」を減らすために、これから結婚をしようとする人は、今一度自分の生き方についてじっくり考えてみて欲しいと思います。時間を消費し合う関係ではなく「共有し創造する」ことに時間を使える関係であれば、人生の内の「結婚」というイベントがあなたとパートナーの幸福度を高める一つの要因になると思います。

 

結婚する人もしない人も、全ての生き方に幸あれ!

 

 

こちらに伊藤穣一さんの「AI時代の9つの考え方」が紹介されていました。

『地図よりもコンパスの時代』 - Personal Globalization